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東京オートサロン2008で鮮烈にデビューしたWeld百式弐號機の全貌がここで明らかに!
ベース状態〜コンプリートに至るまでの経過を全八回に渡って、お送りする予定です。各回は毎週更新しますので、お見逃し無く!!

Weld百式弐號機 徹底解剖−完成までの道のり 第七回
(2008/3/29公開)

最終局に突入した第七回、今回は900馬力を叩き出すエンジン製作過程お送りします。

エンジン製作

ベースとなるエンジンはTOYOTA 2JZ-GTE VVT-i。ノーマルスペックは直列6気筒DOHC3.0Lツインターボで最高出力は280馬力を発生。市販車の中ではハイスペックなエンジンである。このエンジンをベースとして、Weld 2JZの製作過程をお送りします!
百式弐號機/Weld 2JZ エンジン概要
Weldチューンによる2JZコンプリートモデル

・排気量3.1L
・T88-H34Dタービン ウエストゲート仕様、さらにNOSによって最高出力900馬力を達成
・最大トルクは83キロ

まずはエンジン本体をバラしながら、各部分の状態を細かく確認し、再使用されるパーツは丁寧に洗浄し、保管します。
もちろんエンジン組み上げ等の精密な作業は当ファクトリーのエンジン製作室で行なわれます。
今回、腰下(ブロック部)はピストン径に合わせボーリング加工を行い、各シリンダーごとにノーマル比+1mm拡大しています。さらに面研等も行うことによって、確実な圧縮を保たせ、各パーツの組み上げを行なっています。またクランクシャフトをはじめとしたクランクプーリー・フライホイール等の回転運動部はダイナミックバランスを取る事でロスのない回転をさせることが可能となり、ハイパワーが掛かる高負荷時においても安定した状態を保ちます。もちろん正確なメタル合わせを行なっています。
今回ピストンはトラスト社製鍛造ピストンを採用、またコネクティングロッドは同じくトラスト社製のH断面コネクティングロッドを使用しています。

ヘッド部に関しても、燃焼室加工を行なうことで、鋳物特有の金属表面の肌荒れを補正および修正し、各気筒のバラつきをなくすことで、ハイプレッシャー時にもスムーズかつ効率の良い燃焼を出来るよう加工を行っています。さらに各バルブの擦り合わせを正確に行なう事でも燃焼率を確実に向上させています。
また各ポートも丁寧に研磨を行い、IN側・EX側の荒れた部分を補正し、各マニホールドおよびガスケットの形状に合わせたポートの拡大等を行ない、吸入および排出される空気の流れをスムーズにさせています。

これらの製作加工によって、燃焼効率の優れたハイパワーかつビッグトルクなエンジンを産み出す事が出来ます。

組み上げおよび最終調整
各加工を終えエンジンを順序良く組み上げていきます。各パーツは規定トルクで確実に締め、またクリアランス等を正確に計測しながら調整し、組付けを行います。クランクシャフト・コンロッド等のオイルクリアランス調整、またメタル合わせも正確に行っています。
今回カムシャフトはHKS社製を採用しています。in264°ex272°にすることでより多くの空気をスムーズに取り入れ、排出させています。これによって高回転時におけるパワーを向上させつつ、低中速域でのアクセルレスポンス、またアイドリングの安定を計っています。
またヘッド部およびクランク部はARP社製の強化スタッドボルトを使用し、組付けを行なっています。
ここまででエンジンの組み上げは終了です。タービンほか補器類についての詳細は次回お伝えします。

エンジン搭載位置変更によるメンバーおよびマウント製作
今回、エンジン搭載位置を変更しているために、フロントエンジンメンバーを加工・製作しています。
またメンバーだけでなくマウント部もワンオフ製作しています。

史上最強のJZX100製作!!ついに次回最終章を迎えます!!お楽しみに!

 
第六回 第八回



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